朝日の中の滑走
年末年始休暇の最終日。
1月3日はコハクチョウの撮影に再挑戦するために、早朝に起きて飛来地へと向かう。
今回は日の出時間直前の6時半頃に到着した。
上流側の川幅が広い場所には40羽くらいのコハクチョウが休んでいて、まだ食事には飛び立っていない。
コハクチョウはその大きな体で空中に飛び立つために、長い滑走路が必要なようだ。
飛び立つ姿を見たいので、下流側の滑走路となる直線があるエリアまで川岸を歩いて移動。
日の出前だというのに、撮影出来そうな場所はほぼカメラマンで埋め尽くされている。
白鳥写真を撮ろうとする人は多いんだなぁ〜。
周りを見渡すと、おそらく400mm以上と思われる凄い望遠レンズの砲列!
そんな中で我が家は200mm程度の望遠レンズで手持ち撮影。
辛うじて空いていた端っこから撮影を試みる。
さっき見た溜まり場から少しずつ下流側に泳いでくるコハクチョウ達。
みんな家族単位で移動しているようだ。
朝日が差し込み川は黄金色に輝き出す。
完全に逆光だけど、この色が見たかった!
川霧が立ち込めた光の中で幻想的な雰囲気に包まれる。
素晴らしい光景だと思う。
しばらくすると黄金色の滑走路を次々に飛び立って行く。
時間の経過とともに、光は白く明るくなり、色は無くなっていったが、コハクチョウが飛び立つ姿はとても美しいな。
この時期コハクチョウは家族単位で行動するらしいので、飛び立つ時も家族の誰かが合図して一緒に飛び立つんだと思うと何だかほっこりする。
およそ2時間程度の撮影で、体(特に足の先)は冷え切ってしまった。
でも、十分満足出来た朝だった。
さあ、早めに帰って昼寝をしようっと。
by toto&yukka