素敵な日々を過ごそう
7月14日の土曜日のこと。
ののの歯石除去手術の日。
朝ののを病院に預けて夕方お迎えの予定。
血液検査などをして問題なければ午後に手術するはずだったが、昼頃に病院から電話がかかってきた。
血液検査の結果貧血があるので、今日の手術は延期した方が良いとのこと。
詳細を聞くのとののを迎えに夕方病院へ行く。
血液検査の数値は確かに貧血であることを示しており、さらに造血機能が低下していることもわかった。
こんな数値を見るのは初めてで、3ヶ月前には全く問題無かった数値。
急に何があったのか?一過性のものなのか?
獣医さんからは心電図・レントゲン・超音波
検査の結果を見せられて説明を受ける。
心臓肥大は1年前から判明しており、その疑いがあるとの心電図検査結果。
レントゲン撮影でも心臓肥大は確認できる。
これは分かっていることとはいえ、今更ながら現実を突きつけられて胸が苦しくなる。
そしてはるかに衝撃的なことを告げられる。
「脾臓に腫瘍があります。」
しばらく呆然として声が出ない。
貧血の原因はこの腫瘍であり、良性腫瘍ならば脾臓を摘出すれば問題はない。
悪性腫瘍で非常に転移の早い種類の場合は摘出してもほぼ確実に他の臓器に転移しているので、手術をしてもののの為にならない。
その場合の生存日数は平均的には…
ここまで聞いてあとはしばらく聞き取れなくなってしまった。
聞きたくない、聞くことを体が拒否したのか。
でも、その場合はあまり長くは生きられないとのこと。
数ヶ月程度かもしれない。
二週間後にもう一度検査をして、腫瘍が大きくなっていたら悪性腫瘍だと判断出来るとのこと。
普段通りの生活をして構わないと言われたけれど、どうしたらいいのだろう。
二週間後の結果を待つしかないのが現実だ。
心臓の時よりも大きな衝撃すぎて、現実感がなくボーッとしたままのtotoとyukka。
何が何だかわからない…。
ののは元気だよ。
まだ6歳前だよ。
食欲もあり過ぎるくらいあって、元気にドッグランを走り回っているよ。
散歩も明け方から催促して出掛けてるよ。
帰りの車の中、yukkaの声は涙声。
totoは返事が出来ない。
声が出ない。
帰ってからもどうしたらいいのかわからない。
totoは何も出来ず行動を起こす事を拒絶していたように思う。
yukkaが泣きながら調べてくれた。
「脾臓腫瘍は悪性の確率が2/3」
きっと良性だよと思いたい気持ちに突き付けられる辛いデータ。
まだわからないけれど、覚悟は必要なんだ。
今でもまだ心は現実を受け入れていない。
でも、何が現実かわからないじゃないか!
思い悩んだり悲しんだり無気力になったりしても変わるものではない。
ののは元気じゃないか!
いつもの通りご飯に喜び、お出かけを心待ちにして外ではとても楽しそうに遊んでいる。
ボールだって大好きだ。
飼い主がこんなでどうする。
結果はわからないけれど、残された日々は長かろうが短かろうが関係ないよ。
何が良かったのか、何が悪かったのか?なんて思って事実かどうかもわからないのに後悔することなんてクソ食らえだ!
日々を楽しく、素敵な人生だって思う一瞬一瞬が大事だ。
思い出でも未来の希望でもなく、今幸せであることをかみしめて、素敵な日々を過ごすんだ。
今から検査に行ってきます。
by toto&yukka
私も凹んだ。。。
でも前を向いて‼︎
良い報告を願って待ってます!
ご心配をお掛けして申し訳ありません。
このような内容を書くか悩んだのですが、私の心を前を向かせるためにも書かせてもらいました。
ありがとうございます‼︎
詳しくはまた書き残しますが、とりあえずは最悪の事態は回避できたようです。
血液検査の数値は正常に戻りました!
また二週間後に検査します。
本当にありがとうございます。