銚子電鉄(冬旅行①)
12月15日の土曜日。
年末も近付いているけれど、この休日に小旅行を計画した。
思い立ったのは一週間前。
だから宿だけは何とか確保して、遊びの計画なんて立てていない。
都心は通らず茨城県から千葉県に入るルートで九十九里を目指した。
途中でローカル線の駅と電車を見ようと思い、銚子電鉄の駅に立ち寄って、たった一駅だけど往復乗車してみた。
財政難から販売を始めたぬれ煎餅が有名になった鉄道会社。
さぞ寂れているんだろうと思ったら、そんな事はなく乗降客も多い。
駅舎や電車の中、土産物屋など古さは否めないが物凄く努力をしていて活気を感じ、感動すら覚える。
皆んな地元やこの鉄道が大好きなんだろうと思わせてくれる。
犬吠駅の駅舎は地中海風の飾り付けがされているけれど、改札あたりは昔のままでアンバランスさが新鮮。
それぞれの駅には愛称が付けられていて、広告収入になるんだろうな。
改札の人やお土産物屋の人はとても親切で、車掌さんは若い女性だった。
電車はとっても古くて、昔の井の頭線の車輌なんかも使用していたようだ。
路線図が手書きっていうのも手作り感一杯で楽しい。
面白い鉄道路線を経験出来てとても良かった。
いい旅になりそうな、幸先の良い寄り道になった。
by toto&yukka